為替投資を始めよう
為替投資とは?
為替投資とは、その名の通り日本円と外国の通貨、例えば米ドルやユーロ、豪ドル、NZドルなどといった通貨を売買してその差益を利益とする方法です。
例えば、100円を原資に1ドル=100円の時にドルを購入し、1ドル=120円になった時に円を買い戻せば、120円に資産が増えるわけです。
銀行の外貨預金は欠点多し
しかし、いざ投資するとなると手数料(スプレッド)を考慮しなくてはなりません。
例えば三菱東京UFJ銀行のドル円は、2016/11/07時点で1ドルを購入するのに104.25円、一方円に払い戻すのには103.75円となり、この差をスプレッドというのですが、スプレッドが50銭も開いています。
(前後25銭と表現することもあり、上記はいわゆる"レート"が104.00円の時の例です)
皆さんも、海外旅行へ行く際に両替をすると、外貨を買うレートと売るレートに差があることを目にしたことがあるのではないでしょうか。
この差が金融機関や両替屋の手数料となるわけですが、逆に投資をする側から見れば、100円あたり50銭のスプレッドというのは、投資を始めた瞬間に0.5%ものマイナスからスタートしなくてはならないことを意味します。
また、ネット銀行を見てもスプレッドはおよそ50銭で、結論から言うと外貨預金自体あまりお勧めできるものではありません。
FXという選択
では、為替投資はできないのかというと、それは間違いです。なんと、スプレッドが0.3銭という安さで取引可能な方法があります。
銀行の外貨預金が103.75円-104.25円の売買レートを表示しているとき、スプレッドが0.3銭であれば売買レートは103.985円-104.015円になるということですから、その魅力は一目瞭然です。
その方法こそが、FXです。FXというと、何となく胡散臭そうな印象を持っている方は多いでしょう。
私も始める前はそうでした。実際、多額の利益を得ることができる一方で、多額の損失を出すこともある方法です。
しかし、FX=リスクが高いと直ちに結びつけるのは間違いです。
FXはなぜハイリスク?
そもそも、FXはなぜハイリスクと言われるのでしょうか。
それは、レバレッジと言って、保有している金額の何倍もの取引をすることができるシステムがあるからです。
例えば、手元に10000円があったとします。
これで1ドル=100円の際にドルを100ドル購入します。その後1ドル=105円になって円に戻すと、10500円にしかならないわけです。
しかし、レバレッジを10倍効かせるとどうなるのかというと、1万円しかない資産で10万円分、つまり1000ドルを購入することができます。上と同様の取引を行うと、レート変動後に円へ戻したときには10.5万円になり、利益は5000円になるわけです。
なんと、元手が1万円だったのにも関わらず5000円もの利益が出てしまいました。
ということは、逆にそれだけの損失が生じるリスクもあるわけです。レバレッジを20倍も効かせると、倍の1万円の利益を出すこともできる一方で、予想とは逆に相場が変動するともう元手は0です。
これが、FXはハイリスクと言われている所以です。
低レバレッジで運用する
ここまで聞けばピンときた方も多いでしょう。
レバレッジを1倍にすればほとんどリスクもなく、ただ外貨預金より低いスプレッドで外貨の売買ができるじゃないか、と。
その通りです。
しかも、為替は大きく見るとどちらか一方に動いているときでも、超短期的にみれば以下のようにジグザグに動いています。
つまり、スプレッドが50銭ではとても手が出ませんが、0.3銭であれば細かく売買を繰り返し、利益を積み重ねていくことが可能だということです。
これをスキャルピングといい、後のブログで説明します。
とはいえ、やはりレバレッジが1倍ではなかなか絶対額としてはほとんど利益が出ないので、少しばかりリスクを取って慣れてきたら徐々に5倍、10倍と広げていっても良いでしょう。
日本の業者では規制導入により、レバレッジは25倍までしか掛けられません。
これはつまり、為替が4%変動すると資産が0か2倍になるということですが、ハッキリ言って1日で変動するのはせいぜい1円(約1%)というところです。
以前問題が起きていたころは何百倍もレバレッジを掛けることができた時代ですから、25倍は大きいにしても10倍くらいはかなりの安全圏として掛けてよいレベルかなという印象です。
FX会社はどこを選ぶ?
さて、いよいよ口座開設です。当然口座がなくては取引はできませんから、どこかのFX取り扱い会社に口座を開設することになります。
会社は様々ありますが、取引高の多いところがシステムの安定性などで優れています。
中でも私が使っており、多額のキャッシュバックなどといったキャンペーンも豊富でおすすめなのは、CMでもよく見るDMM FXです。複数社を使うことも可能ですので、ひとまず持っておけば安心な大手FX会社かなと思います。
▽ここから口座開設▽
次回、様々なFX会社の紹介と各社の特徴について説明していきます。