主要FX会社一覧

FX会社はどこが良いのか

 

さて、前回は低レバレッジでFXを行うことにより、低いスプレッドでかつ大きなリスクを冒さずとも為替投資をすることができると説明しました。

 

では、FX会社は何社あり、どこの会社で口座を開設するのが良いのでしょうか?

 

FX会社の選定ポイント

 

FXの口座を開設するにあたり、大切な点は主に以下の通りです。

 

 

  • スプレッドが安い

これまで散々述べてきましたが、いわゆる取引にかかる手数料です。これが安いほどより利益を上げやすくなるので、一番重要な点です。現状ドル円の場合、原則0.3銭で横並びです。(原則というのがポイントで、指標発表時などレートが大きく動くときは一瞬とはいえ広がることがあります)

 

  • 取引量の多い大手である

これは実は重要なポイントで、取引量の少ない会社の場合には急に売買が行われただけでシステムが不安定になり、スプレッドが急に広がってしまうことがあるのです。

特に不評なのが楽天証券で、楽天証券のFXではいわゆるBrexit、イギリスのEU離脱ニュースが速報で流れた時、なんと銀行の外貨預金もびっくりの、3円もスプレッドが開いてしまいました。

例えば市場が1ドル=102円で通常FXの場合101.985円売り、102.015円買いのレートで取り引きできたはずが、100.5円売り、103.5円買いとなったわけです。

すると、買い注文をした瞬間に売るレートが3%低いわけですから、レバレッジを10倍にかけてると資産が30%も目減りしてしまい、実はこのレベルだとロスカットという強制決済が発動するので、"ありもしないレートで本来出ないはずの損失が出た"ということが起こりうるわけです。

このような意味でも安定した取扱高とシステムを持つ大手を選ぶことをお勧めします。(以下で楽天証券は紹介しません、笑)

 

  • 豊富な通貨ペア

FXといっても、実は取引できるのはドル円に限りません。ドル円が最もメジャーではありますが、マイナーどころでは南アランドトルコリラなどといった新興国通貨を売買できるFX会社もあります。この取り扱い通貨ペア数は証券会社によって異なります。初心者がいきなり手を出すべきかはともかく、頭に入れておいて損はないでしょう。

 

主要FX会社一覧

 

 後に紹介するGMOクリック証券と取扱高世界一位を争っており、ローラのCMでもおなじみのDMM FX。

当然システムは安定しており、経済指標発表前後など相場が荒れるとスプレッドは広くなりますが、他社と比較して圧倒的に早く0.3銭に戻ります。

キャンペーンも最大2万円キャッシュバックと手厚く、またアプリやPCチャートも使いやすいので、FX初心者であればとりあえず口座を開設しておくことをお勧めします。

 

 外為ジャパンはDMM.com証券が手掛けるDMM FXともう一つのブランドのFX会社です。しかしシステム自体はDMM FXと全く同じものを使っており、安定性の面でも全く変わりありません。

一応別会社の為、2万円キャッシュバックを2重取りできることくらいでしょうか。

まずDMM FXを使ってみて、気に入ればこちらも開設するというイメージで良いかと思います。

 

 取扱高でDMM FXとトップ争いをするGMOクリック証券。最近はややGMOクリック証券が優勢といったところで、システムの安定性や評判も高いです。

ここまでの3社であれば、どこに口座を開設しても失敗はしないのではないかと思います。

 

 SBI証券が手掛けるこのFXの特徴は、なんといってもスプレッドが0.27銭と、他社に比べて10%低いところにあります。

つまり、より少ない値動きで細かい利益を積み重ねていきやすいということになりますので、その点に魅力を感じれば口座開設をお勧めします。

なお、初回入金で500円をプレゼントするキャンペーンが常時行われています。

 

 JFXの特徴は、なんといってもスキャルピングOKと公式に認めているところにあります。

スキャルピングとは、長期的に為替を売買するのではなく、為替のジグザグの動きの中で細かく利益を確定させていく方法で、短期的な売買はシステムに負荷がかかるなどの理由で他FX会社では実は禁止されています。

といっても大口が数百億円と取引する場合の話で、個人単位では全く問題になるとも思えませんが、気になる方はこちらで口座を開設してみても良いのではないでしょうか。

 

 くりっく365の特徴は、一般のFX会社が採用する店頭方式とは異なる取引所方式を取っているところにあります。

くりっく365については後のブログで説明しますが、さまざまなメリットがあるので初心者にもおすすめできるものとなっています。

キャッシュバックなどが特にないというところがマイナスポイントにはなってしまうかもしれません。

 

 ヒロセ通商が展開するライオンFXの特徴は、なんといっても他社になかなか取り扱いのないトルコリラの取り扱いがあり、またそのスワップ金利が高いこと。

スワップ金利については以下のブログで説明をしていますので、是非ご覧ください。

holidaytripadvice.hatenablog.com

いずれにしても、高スワップだけの為に口座開設をする理由にすらなりえます。

しかし若干システムの安定性は低く、スプレッドが経済指標発表時などに大きく開きやすいというデメリットはあります。

 

 こちらは外資系のFX会社です。多少スプレッドは高めですが、MT4という世界標準チャートを使うことができ、多数の通貨ペアを扱っているという特徴があります。

当然システムの安定性も高いですが、実際の口座開設はMT4などが分かってきてから、取引をしてみたいと思ったらで良いでしょう。

 

さいごに

 

いかがでしたでしょうか?ここで紹介したFX会社が主な評判のおおむね高い会社となっています。

 

初心者への一番のおすすめはやはり大手でシステムの安定性も高いDMM FX、外為ジャパンです。

その他、それぞれの特徴に応じて口座を開設したいところを選んでいけばよいでしょう。

 

次回は、くりっく365について、取引所方式と店頭方式の違いも交えつつ説明していきます。 

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